グリル野菜のバルサミコソース
何度も言ってるんですが、野菜料理って、絶対ワインと合う
と思うんですよね~ なんでって?ワインも大きく分けると
農産物だからです。
野菜料理の美味しいって味わいの要素として一番重要なのは
青っぽさだと思うんですよね。加熱調理や、マリネなんかで
青っぽいと言うマイナスイメージを逆転させたものが野菜料
理だと思うんです。
たとえば、キュウリです。正直あまり好きな野菜ではありま
せん。好きになれない理由は、独特の青っぽさです。でも、
東海漬物のキュウリのキュウちゃんは、超がつくほどの大好
物です。キムチに入ってるキュウリも好きだなぁ~
なんとなくですが、キュウリをあまり好きではない理由って
青っぽさだけだと思うんですよ。これを調味料や加工法で上
手く封じ込むことが出来ればいいんですよね。
今回紹介していますグリル野菜ですが、そもそも苦手な野菜
が見当たりません(笑)フライパンンでコンガリと焼き色をつ
けて、加熱して味を馴染ませたハチミツ+バルサミコのソース
をかけるだけの料理なんですが、フライパンでじっくり加熱
された野菜の甘さと香ばしさに甘酸っぱいソースがかかると
もう味わいの想像がつきますよね^^
合わせるワインは、こんなところで・・・
ボルドーのワインみたいな山県の赤ワイン、しっかりしたチ
リのメルロー、スダチの酸味がリアルに感じられるオースト
ラリアの白、赤ワインを作る品種で作った白の泡です。
どのワインも単体で飲むよりこの焼き野菜と合わせた方が味
わいの幅が大きく広がるのが面白いですよ^^
山形とチリの赤ワインは、どちらもいわゆるフルボディと表
現できる味わいで、ボルドー的な味わいの価値観なんです。
ボルドーのワインの美味しさの要素なんですが、ワインに含
まれる野菜の青っぽさをエレガンスと評価しているのも野菜
料理と通じるモノがあります。
オーストラリアの白は、甘酸っぱさの味わいにシャープなア
クセントを与えてくれますね。きっと、出来上がった焼き野
菜に、レモンやライムをギュッと搾っても絶対美味しいです
よね。
カベルネソービニオンで出来た白の泡ですが、ホント、目を
閉じて飲めば、赤ワインを感じるんですよ。カシスを思わせ
るチャーミングな酸味と果皮由来の青っぽさのバランスがこ
のワインの味わいの本質です。この料理だと、甘く香ばしく
焼きあがったパプリカに甘酸っぱいソースが絡んだのを食べ
つつカベルネの泡をひとくち・・・
もう笑顔鹿出ませんよ^^やってみようかな・・・